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十二運
— 長生から養まで、日干別の早見表で探す方法

四柱推命の基礎 · · 8分で読めます

ひとことで言うと

十二運(十二運星)は、日干が各地支でどの段階にあるかを人の一生にたとえた12の名前です。長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶・胎・養の順にめぐり、日干 × 地支の早見表1枚あれば、自分の四柱の4つの位置がすべてわかります。桃花殺・駅馬殺がある十二神殺と同じ順番の構造です。

この記事の内容 8つのトピック
  1. 十二運は何を表しているの?
  2. 12の段階はそれぞれどんな意味?
  3. 早見表:自分の日干は、どの地支で何になる?
  4. 自分の四柱ではどう探すの?
  5. 陰干も逆回りなの?
  6. 十二神殺とはどう違うの?
  7. 死・墓・絶があると悪いの?
  8. よくある質問

十二運は何を表しているの?

日干の気が、その位置でどれくらい生き生きしているかを表します。ひとつの気が生まれて育ち、いちばん盛んになったあと、力が抜けて蓄えられ、また新しい命として準備される。その循環を12の段階に分けたものです。

12の段階は、12の地支とひとつずつ組になっています。だから自分の日干(天干ひとつ)と地支ひとつを照らし合わせると、その位置で自分が何番目の段階にいるかが決まります。通変星が関係の名前だとすれば、十二運は気の強さと時期を見る名前に近いです。

12の段階はそれぞれどんな意味?

人の一生として読むと覚えやすいです。4つのまとまりに分けてみます。

育つとき:長生 · 沐浴 · 冠帯

長生(ちょうせい)
この世に生まれた赤ちゃん。始める力、かわいがられる位置です。新しく学んで受け入れることに強いです。
沐浴(もくよく)
生まれたばかりの赤ちゃんを洗うとき。まだ不安定ですが、感受性が豊かで魅力があらわれます。桃花殺と同じ位置です。
冠帯(かんたい)
冠をかぶり帯を締める成人の儀式。意欲と自尊心が高く、世の中に出ていこうとする力が大きいです。

花開くとき:建禄 · 帝旺

建禄(けんろく)
官職(禄)を得て地位を固めるとき。自立心と実務能力がしっかりしています。
帝旺(ていおう)
気がいちばん盛んな頂点。主導して引っぱる力が大きい一方で、頂点なのであとは下るだけ、という意味もあわせ持ちます。

収めるとき:衰 · 病 · 死 · 墓

衰(すい)
頂点を過ぎて老練になるとき。力は減っても、経験と慎重さが増します。
病(びょう)
体が弱っていくとき。その代わり、人の痛みに敏感で繊細です。駅馬殺と同じ位置です。
死(し)
動きが止まるとき。静かにひとつのことを深く掘り下げる集中力として読みます。
墓(ぼ)
倉に収めるとき。集めて蓄え、大切にする力です。華蓋殺と同じ位置です。

ふたたび準備するとき:絶 · 胎 · 養

絶(ぜつ)
以前のものが途切れるとき。断絶であると同時に、まったく新しく始める転換点です。
胎(たい)
新しい命が宿るとき。可能性と期待は大きいけれど、まだ形はありません。
養(よう)
おなかの中で育つとき。守られながら力を養い、また長生へとつながります。

早見表:自分の日干は、どの地支で何になる?

左の縦の列で自分の日干を、上の横の行で地支を探し、交わるマスを読めばOKです。長生・建禄・帝旺は太字にしています。

日干 \ 地支ね
子
うし
丑
とら
寅
う
卯
たつ
辰
み
巳
うま
午
ひつじ
未
さる
申
とり
酉
いぬ
戌
い
亥
甲沐浴冠帯建禄帝旺衰丙死墓絶胎ひつじ長生
乙丙衰帝旺建禄冠帯沐浴長生ひつじ胎絶墓死
丙胎ひつじ長生沐浴冠帯建禄帝旺衰丙死墓絶
丁絶墓死丙衰帝旺建禄冠帯沐浴長生ひつじ胎
戊胎ひつじ長生沐浴冠帯建禄帝旺衰丙死墓絶
己絶墓死丙衰帝旺建禄冠帯沐浴長生ひつじ胎
庚死墓絶胎ひつじ長生沐浴冠帯建禄帝旺衰丙
辛長生ひつじ胎絶墓死丙衰帝旺建禄冠帯沐浴
壬帝旺衰丙死墓絶胎ひつじ長生沐浴冠帯建禄
癸建禄冠帯沐浴長生ひつじ胎絶墓死丙衰帝旺

この表は陰生陽死(陰干は逆回り)と火土同法(戊土は丙火と、己土は丁火と同じ位置)に従っています。韓国で最も広く使われている方式です。ほかの方式は下で比べています。

表を見ると規則が見えてきます。陽干(甲・丙・戊・庚・壬)は右へひとマスずつ、陰干(乙・丁・己・辛・癸)は左へひとマスずつ段階が進みます。そして建禄の位置は、その日干と同じ五行の地支です。甲は寅、乙は卯、庚は申というように。戊・己は火と同じ位置を使うので、戊は巳、己は午が建禄です。

自分の四柱ではどう探すの?

自分の日干ひとつを、四柱の4つの地支(年支・月支・日支・時支)に順に当てはめると、4つの運星が出てきます。八文字は命式計算機(万年暦)で無料で出せます。

  1. 月支の運星:いちばん重く見ます。生まれた季節の中で自分の気がどの段階にあるかを示すので、身強・身弱を判断するときの参考にすることもあります。
  2. 日支の運星:自分が座っている位置なので、性質や配偶者の位置とあわせて読むことが多いです。
  3. 年支・時支の運星:子ども時代と外の環境(年)、晩年と子ども(時)の方向で読みます。

日柱の2文字だけでも、運星がひとつ出ます。日干をすぐ下の日支に当てはめたもので、日柱の運星と呼ぶこともあります。ノートで読み解きを紹介している日柱は、次のとおりです。

運星日柱
長生丙寅 · 戊寅 · 壬申
沐浴甲子 · 庚午 · 辛亥
冠帯戊辰 · 己未
帝旺癸亥
胎丙子 · 壬午
ひつじ甲戌 · 庚辰
絶甲申 · 辛卯

ほかの日柱は、六十干支の日柱一覧で自分の日柱を確認してから、上の早見表で探してください。

陰干も逆回りなの?

説によって違います。アプリごとに十二運が違って出るなら、ほとんどはここで分かれています。

説内容乙木が午にあるとき
陰生陽死(いんせいようし)陰干は陽干と長生の位置が違い、段階も反対方向にめぐります。陽干が死ぬ(死)位置で陰干が生まれる、という意味です。長生
同生同死(どうせいどうし)陰干も、同じ五行の陽干とまったく同じ位置を使います。乙木は甲木と同じ表に従います。死

同じマスが長生にも死にもなるので、差は大きいです。土(戊・己)を火(丙・丁)と同じに見るか(火土同法)、水(壬・癸)と同じに見るか(水土同法)によっても、戊・己の日干の結果が変わります。どちらが正しいというより、鑑定がどの方式を使ったかを明示しておくことが大切です。

十二神殺とはどう違うの?

順番の構造は同じで、基準が違います。十二神殺は、干支(年支)や日支が属する三合の五行を、十二運の順番に当てはめたものと同じです。だから12の名前がひとつずつ対応します。

十二運十二神殺十二運十二神殺
長生地殺丙駅馬殺
沐浴年殺(桃花殺)死六害殺
冠帯月殺墓華蓋殺
建禄亡身殺絶劫殺
帝旺将星殺胎災殺
衰攀鞍殺ひつじ天殺

たとえば寅午戌の三合は火局なので、火の長生の位置である寅が地殺、沐浴の位置である卯が桃花殺、病の位置である申が駅馬殺、墓の位置である戌が華蓋殺になります。まとめると、運星は日干(天干)が基準、神殺は干支や日支(地支)が基準です。

死・墓・絶があると悪いの?

いいえ。名前が重々しいだけで、十二運は良し悪しではなく、気が使われる方向です。

帝旺がよいことばかりというわけでもありません。頂点は、すぐに下り始める位置でもあるからです。十二運は、今どんなやり方で力を使えば楽かを教えてくれる地図として読むのがいちばん実用的です。

ムタルオンニは、こうした名前を覚えなくてもいいように、毎日の日の干支と自分の命式を照らし合わせた流れを文章で見せます。命式の画面では、八文字の五行のバランスと通変星も無料で見られます。

今日の自分の気はどちら向き?

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よくある質問

十二運は何を基準に見るのですか?

日干を基準に、四柱の4つの地支(年支・月支・日支・時支)にひとつずつ当てはめます。すると4つの運星が出てきます。各柱の天干をその柱の地支に当てはめる方法もあるので、どちらの基準なのかを明示しておくのがいいでしょう。

陰干(乙・丁・己・辛・癸)はなぜ逆回りなのですか?

陽干と陰干では長生の位置が違うとする陰生陽死の説によるものです。この記事の早見表もこの方式に従っています。陰干も陽干と同じ位置を使う同生同死の説もあるので、アプリによって結果が違うことがあります。

日支が死・墓・絶だと、悪いのですか?

いいえ。死は静かに深まっていく位置、墓は集めて蓄える位置、絶は断ち切って新しく始める位置と読みます。力が外より内側に使われるという意味に近いです。

桃花殺と十二運の沐浴は同じものですか?

位置の構造は同じです。十二神殺は、三合の五行を十二運の順番に当てはめたものと同じなので、年殺(桃花殺)は沐浴、駅馬殺は病、華蓋殺は墓の位置に当たります。ただし神殺は干支(えと)や日支を、運星は日干を基準に見るという点が違います。