庚辰日柱(かのえたつ)
— まだやわらかく光る金、白鑞金
日干庚(かのえ)・日支辰(たつ) — 庚辰日柱です。まだやわらかく光る金という納音白鑞金を持ち、空亡は申・酉、日支の神殺の位置は華蓋殺です。
四柱推命の八文字のうち、生まれた日の二文字を日柱といいます。自分をいちばん身近に説明してくれる柱です。庚辰日柱は六十干支の17番目の干支です。以下では、日干・日支の性質から納音五行、空亡、十二神殺、次の庚辰日の日付まで、順番に見ていきます。
この記事の内容 8つのトピック
庚辰日柱はどんな組み合わせですか?
硬い鉄が、水気を含んだ春の土の上に座っている図です。庚金は秋の霜のようにきっぱりとした気です。整理すべきものを整理する決断力が強みとされます。
辰土は、龍が棲むという池の土です。抱えているものが多く内面は複雑ですが、そのぶん可能性も大きい場所といわれます。五行で見ると、日干の庚は金、日支の辰は土 — 座る場所が自分を支えてくれる形です。日柱という考え方自体が初めてなら、先に読んでおくのもおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日干 | 庚(かのえ) — 金の気、陽干 |
| 日支 | 辰(たつ) — 土の気、干支(えと)ではたつ |
| 納音五行 | 白鑞金 — まだやわらかく光る金 |
| 蔵干 | 乙・癸・戊(本気は戊) |
| 日支の通変星 | 偏印 |
| 空亡 | 申・酉 |
| 十二神殺 | 華蓋殺 |
納音五行の白鑞金はどういう意味ですか?
まだやわらかく光る金という意味です。蝋のようにやわらかい状態の金です。精錬が終わっておらずまだやわらかいけれど、そのぶんどんな形にもなれる可能性の象と見ます。火に出会って鍛えられるほど硬くなる金なので、伸びしろの大きい納音とされます。
同じ白鑞金を持つ対の日柱は辛巳日柱です。そのうち庚辰日柱は陽干なので、同じ象でも気が表に現れやすいほうと見ます。
日干の庚と日支の辰はどんな関係ですか?
日支の中には、蔵干という隠れた天干が入っています。辰の蔵干は乙・癸・戊で、代表の文字(本気)は戊です。これを日干・庚の目で読むと偏印になります。
自分を助けてくれるけれど、少し風変わりなやり方で助ける気の上に座っています。直感やアイデアが発達し、人があまり行かない道の勉強が合う場所と見ます。考えごとが多くなる日は、体を動かすのが薬だといわれます。通変星10種類がそれぞれ何なのかは通変星まとめにあります。
次の庚辰日はいつですか?
庚辰日は60日に1回めぐってきます。ムタルオンニの四柱推命計算エンジンで計算した、近い庚辰日はこちらです。
| 次の庚辰日 |
|---|
| 2026年9月3日(木) |
| 2026年11月2日(月) |
| 2027年1月1日(金) |
自分の日柱と同じ干支がめぐってくる日は、自分の気が重なる日と見ます。そんな日の体調がどうだったかを書き留めておくと、自分のリズムが見えてきます。一日の干支がめぐる仕組みは日の干支の話にまとめました。
空亡の申・酉はどんな意味?
空亡は、日柱が属するまとまり(旬)によって決まります。庚辰日柱は甲戌旬に属するので、空亡は申・酉になります。申と酉、金の気の二文字が空く場所です。この文字が入ってくる日は、結果への欲を少し手放すと楽だといわれます。
空亡は恐れるものではなく、力を入れすぎなくていい場所がどこかを教えてくれる目印に近いものです。命式全体で空亡がどう働くかは、空亡のまとめに詳しく書きました。
華蓋殺の位置は何を意味しますか?
辰は三合「申・子・辰」の水局で庫地にあたります。そのため、庚辰日柱の日支の位置を十二神殺では華蓋殺と見ます。
華蓋殺は「覆い」の星です。広がったものを収めて内にしまい込む庫地の文字なので、深く掘り下げる勉強や創作で輝くと読み解きます。十二神殺全体の図は十二神殺まとめにまとめました。
日柱だけを見ればいい?
日柱の読み解きは四柱推命の入り口であって、結論ではありません。庚辰日柱という二文字に月支・時柱・大運が重なることで、同じ日柱でも何万通りにも分かれていきます。ここに書いた性質があまり当てはまらない気がするなら、残りの六文字が別の話をしている可能性が高いです。全体を読む順番は四柱推命の見方まとめにまとめました。
よくある質問
庚辰日柱はどんな日柱ですか?
日干・庚(かのえ)の下に日支・辰(たつ)が座る、六十干支の17番目の組み合わせです。納音は白鑞金、空亡は申・酉、神殺の位置は華蓋殺です。
庚辰日柱の納音五行は何ですか?
納音では白鑞金(白蠟金)、「まだやわらかく光る金」という意味です。対になる辛巳日柱と共通の名前です。
次の庚辰日はいつですか?
すぐ次は2026年9月3日(木)、続いて2026年11月2日(月)、2027年1月1日(金)です。間隔はいつも60日です。
空亡が申・酉というのは、どういう意味ですか?
庚辰日柱が属する甲戌旬で、申・酉の二文字が組む相手を持たないという意味です。その文字が入る日は力が乗りにくいと見るだけで、悪い日という話ではありません。