己未日柱(つちのとひつじ)
— 天から広く照らす火、天上火
己未日柱は、作物を育てる畑の土己(つちのと)が、晩夏の土未(ひつじ)の上に座る組み合わせです。納音は天上火 — 天から広く照らす火。空亡は子・丑、神殺の位置は華蓋殺です。
四柱推命の八文字のうち、生まれた日の二文字を日柱といいます。自分をいちばん身近に説明してくれる柱です。己未日柱は六十干支の56番目の干支です。以下では、日干・日支の性質から納音五行、空亡、十二神殺、次の己未日の日付まで、順番に見ていきます。
この記事の内容 8つのトピック
己未日柱はどんな組み合わせですか?
作物を育てる畑の土が、晩夏の土の上に座っている図です。己土は穀物を育てる畑の土です。華やかではないけれど、何でも受け止めて育て上げる、堅実な気と見ます。
未土は、日が傾き始める午後の土です。始めたことを締めくくる力が宿る場所といわれます。五行で見ると、日干の己は土、日支の未も土 — 上下が同じ気で通じ合う形です。日柱という考え方自体が初めてなら、先に読んでおくのもおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日干 | 己(つちのと) — 土の気、陰干 |
| 日支 | 未(ひつじ) — 土の気、干支(えと)ではひつじ |
| 納音五行 | 天上火 — 天から広く照らす火 |
| 蔵干 | 丁・乙・己(本気は己) |
| 日支の通変星 | 比肩 |
| 空亡 | 子・丑 |
| 十二神殺 | 華蓋殺 |
納音五行の天上火はどういう意味ですか?
天から広く照らす火という意味です。空の上の火、太陽や夕焼けの火です。一か所ではなく四方を均等に照らす象なので、広く分け与える明るさの気と見ます。高く浮かんでいて遮られない火なので、隠しきれない存在感と読み解くこともあります。
同じ天上火を持つ対の日柱は戊午日柱です。そのうち己未日柱は陰干なので、同じ象でも静かに染み込ませるように使うほうと見ます。
日干の己と日支の未はどんな関係ですか?
日支・未の蔵干は丁・乙・己で、そのうち本気は己です。日干の己から見ると、本気の己は通変星で比肩にあたります。
自分と同じ五行、同じ陰陽の気を下に敷いて座っている形です。足元が自分と同じ気なので、自立心が強く、自分のペースを守る力があると見ます。その代わり、人に頼るのが苦手な傾向もあわせて挙げられます。通変星という考え方自体になじみがなければ、通変星まとめから読むのがおすすめです。
次の己未日はいつですか?
六十干支が一日に一つずつ割り当てられるので、己未日は60日ごとに1回やってきます。ムタルオンニの四柱推命計算エンジンで近い日付を出すと、こうなります。
| 次の己未日 |
|---|
| 2026年10月12日(月) |
| 2026年12月11日(金) |
| 2027年2月9日(火) |
これらの日付は、己未日柱の人にとって自分の干支がめぐってくる日です。良い・悪いで分けるより、自分のペースを点検する日として使うのがおすすめです。日の干支という考え方は、日の干支の話で続けて読んでみてください。
空亡の子・丑にはどんな意味がありますか?
空亡は、日柱が属するまとまり(旬)によって決まります。己未日柱は甲寅旬に属するので、空亡は子・丑になります。子と丑が空く場所です。冬の気の二文字なので、この文字が入ってくる日は計画を練るのに使うとよいといわれます。
空亡の日だからといって、ことを取りやめる必要はありません。期待値を少し下げると、かえって楽になる日と見ます。詳しい概念は空亡のまとめにあります。
華蓋殺の位置は何を意味しますか?
十二神殺は、三合のグループの中でその文字が担う役割で決まります。未は「亥・卯・未」の木局の庫地なので、己未日柱の日支は華蓋殺の位置です。
庫地の文字が日支に来ると、華蓋殺といいます。表で華やかにふるまうより内に蓄える場所なので、一人の時間から力を得る気と読みます。十二神殺全体の図は十二神殺まとめにまとめました。
日柱だけを見ればいい?
日柱は八文字のうちの二文字です。同じ己未日柱でも、生まれた季節(月支)や時間が違えば、まったく別の命式になります。真冬に生まれた己と真夏に生まれた己では、必要なものからして違うからです。ですからこの記事は己未日柱という組み合わせの性質を紹介するもので、個人の鑑定ではありません。自分の命式全体が気になるなら、四柱推命の見方まとめから読んでみてください。
よくある質問
己未日柱はどんな日柱ですか?
生まれた日の干支が己未である命式のことです。六十干支の56番目の組み合わせで、納音は天上火、空亡は子・丑、神殺の位置は華蓋殺です。
己未日柱の納音五行は何ですか?
天上火です。「天から広く照らす火」の象として読みます。納音は二つの干支で一対なので、戊午日柱も同じ天上火を持ちます。
次の己未日はいつですか?
近い己未日は2026年10月12日(月)です。その次は2026年12月11日(金)、2027年2月9日(火) — 60日に1回ずつめぐってきます。
日支の未(ひつじ)にはどんな意味がありますか?
日支は自分が座っている場所です。伝統的には配偶者の宮としても見ます。未は土の気で、干支(えと)ではひつじにあたります。